No.008”ものづくり”にはたまらない工房付きの家

実は元々、家具職人を営んでおられた方のご自宅で、作業をするための工房が隣接されています。そこはまさに木工好きの人によっては夢の世界。木工用の旋盤や鉋、鋸など、プロが仕事で使っていた道具がそのまま残されており、今でもすぐに使えそうです。
ちなみにこの方、お仕事だけでなく、小河内を訪れた方や地域の人に喜んで貰おうと様々な作品を製作されておられます。それが先ほど書いた水車や五重塔、橋などですが、作品があるのは庭だけではありません。室内には子供神輿や目を見張るような五重塔があり、ホント数え上げたらきりがないかもしれません。

現在の所有者である息子さんにお聞きすると、襖や障子、扉などの建具類、化粧造作部分等のほとんどはお父さまが造られたとの事。説明を聞けば聞くほど、お父さまの家や地域に対する強い思いが伝わってきます。
そんな地域に愛され、又お父さまの思いのこもった「水車の里」。